ギリシャで車が役立つ区間を先に決める
ギリシャの旅程は、アテネの市街地、本土の高速道路、山間部の村、港から島へ渡る区間で運転の性格が大きく変わります。アテネ到着日に中心部を走り回るより、空港から郊外へ移動する日や、ペロポネソス、メテオラ、デルフォイを結ぶ日から車を使うと予定を組みやすくなります。

クレタ、ロードス、コルフなどでは内陸の村や海岸の展望地へ車が便利です。一方、サントリーニやミコノスの旧市街、歩行者中心の小さな島では、港で車を置いてバスや徒歩に切り替えたほうが予定どおり進むこともあります。島をまたぐレンタカー返却は契約上できないことがあるため、受け取り地と返却地を先に決めてください。
免許、書類、レンタカー契約
- EU・EEAの免許:通常は発給国の有効な免許で運転できます。滞在条件や免許区分はギリシャ政府の免許認識案内で確認します。
- 非EUの免許:ギリシャでの認識は発給国、条約・協定、免許の表記によって変わります。非EU免許の認識・交換に関する政府案内を読み、レンタカー営業所にIDPまたは翻訳が必要かを確認してください。免許が日本語だけの場合は、営業所の回答をメールで残すと受け取り時の行き違いを減らせます。
- 持参するもの:運転免許証、パスポートなどの身分証、車両登録証、保険証明、レンタル契約。フェリーへ載せる場合は車両チケットも一緒に保管します。
- 年齢:法定の運転開始年齢は18歳ですが、レンタカー会社の最低年齢、免許取得年数、若年運転者料金は車種ごとに異なります。
2025年道路交通規則に合わせた速度と基本ルール
EUのギリシャ道路ルール案内と、ギリシャ国会の道路交通法資料を出発前に再確認してください。現在の目安は次のとおりです。
- 市街地は原則30 km/h。片側2車線以上、中央分離帯のある道路などの例外は50 km/hとなることがあり、標識があれば標識を優先します。
- 市街地外の一般道路は90 km/h、指定された幹線・高速区間は110 km/h、高速道路は130 km/hが基本ですが、天候や工事の臨時標識で下がります。
- 全席でシートベルトを使用し、子どもは年齢・身長に合った拘束装置を使います。運転中の携帯電話はハンズフリーに限られます。
- 一般の運転者のアルコール基準は0.5 mg/ml、二輪車・初心運転者・職業運転者は0.2 mg/mlです。救急用品、消火器、警告三角板を車両に備える規定もあります。
A1・A2・A8と料金所
A1(E75)はアテネとテッサロニキ方面、A2(Egnatia Odos)は北部を東西に、A8(Olympia Odos)はアテネとペロポネソス西部を結びます。料金は区間ごとに変わり、同じ旅程でも高速道路を使う回数で合計が変わります。
Nea Odosの料金・支払い案内では有人レーンの現金・カード、自動精算機、Fast Passを案内しています。Olympia OdosのPOS案内も確認し、レンタカーの電子タグが付いている場合は、利用料の請求方法と返却時の精算を契約書で確認します。Nea Odosの交通管理ページとOlympia Odosの現在の交通情報は、長距離移動の直前に見る価値があります。
アテネ中心部とDaktylios
アテネ中心部のDaktyliosは、ナンバープレートや曜日などで進入を調整する季節運用の区域です。期間や時間、免除車両は毎年の告知で変わるため、アテネ市の案内とギリシャ警察の最新告知を旅程作成時に確認します。規制が不明なまま旧市街へ入るより、地下鉄駅に近い駐車場へ置き、中心部を徒歩で回るほうが安心です。
空港や港からホテルへ向かう日は、チェックイン時刻に加えて渋滞の余裕を取ります。路上駐車は標識、色分け、メーターの表示を優先し、バス停・交差点・歩道をふさがないでください。島の港町では、宿泊施設に専用駐車場の場所を聞いてから狭い旧市街へ入ります。
カーフェリーで島へ渡る

- 車両スペースは旅客席と別枠です。車両チケット、レンタル契約、車両登録・保険書類をまとめて提示できるようにします。
- Blue Star Ferriesの条件では、車両を利用する乗客は出航の少なくとも1時間前に到着し、積み込み前に車から降りるよう案内しています。会社ごとの締切を優先してください。
- 電気自動車、充電式ハイブリッド、LPG・CNG車は、SeaJetsの条件のように燃料・バッテリー残量の上限と申告書が設定される場合があります。予約前に船会社の最新条件を確認します。
- レンタル会社がフェリー輸送、島内走行、島間返却を許可しているかを契約書で確認します。船が遅れた場合の返却時刻も営業所へ伝えておきます。
山道、島の道路、天候

ペロポネソス、デルフォイ、メテオラ周辺では、地図上の距離よりもカーブと高低差が所要時間を左右します。大型車とのすれ違い、落石、家畜、路肩のない区間を想定し、後続車に追いつかれても安全な退避場所まで無理に速度を上げません。雨の後や冬の高地では、出発前に道路管理者と気象情報を確認し、通行止めなら別ルートへ切り替えます。
島ではスクーター、ATV、歩行者が同じ狭い道を使います。海岸道路から内陸へ入ると照明や標識が減ることがあるため、日没後に初めて走る区間を残さない計画にします。給油所や充電器が少ない島では、半分を切る前に次の補給地点を決めます。
燃料、充電、駐車、緊急時
- 給油所の営業時間とカード対応は都市部・島・山間部で差があります。出発前に次の給油地点を地図へ保存し、EVは充電器の稼働状況と到着時の残量を見積もります。
- 駐車は町ごとの標識、色分け、メーター、アプリを優先します。人気の港町では中心部の空きを探し続けず、外周の駐車場から歩くほうが早い場合があります。
- 事故や負傷があれば安全な場所へ移動し、ギリシャ市民保護局の112案内へ連絡します。112は無料で24時間利用でき、英語などで対応するオペレーターにつながります。警察100、消防199、救急166、沿岸警備108も覚えておきます。
- 高速道路の故障時はNea Odos 1075、Olympia Odos 1025の案内を使い、レンタカー会社へ事故番号・位置・車両番号を送ります。車外へ出る場合は反射ベストを着用し、車線上を歩きません。
出発前の短いチェックリスト
- 発給国に応じた免許認識、IDP・翻訳、レンタカー会社の受け取り条件を確認する。
- 市街地30 km/hの原則、道路ごとの標識、飲酒基準を同乗者にも共有する。
- 有料道路の支払い方法、Athens Daktyliosの最新告知、駐車場の位置を保存する。
- フェリーの車両チケット、出航前の到着時刻、レンタル契約の島間許可を照合する。
- 山道と島の補給地点、天候・通行止め、112とレンタカー会社の連絡先をオフラインでも確認できるようにする。
公式情報と更新日
このページは、EUのギリシャ道路ルール、ギリシャ政府の免許認識案内、Nea Odos、Olympia Odos、船会社の運送条件、ギリシャ市民保護局を参照して2026年8月17日に確認しました。速度、都市規制、フェリー条件、道路状況は変わるため、出発直前に各公式ページを再確認してください。
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よくある質問
- 日本の運転免許証だけでギリシャを運転できますか?
- EU・EEAの免許は通常そのまま有効です。非EU免許は発給国との取り決めや免許の表記で扱いが変わるため、出発前にギリシャ側の案内とレンタカー会社の営業所へ確認してください。営業所が国際運転免許証(IDP)や翻訳を求めることがあります。
- ギリシャの市街地の制限速度は50 km/hですか?
- 2025年の道路交通規則では、市街地は原則30 km/hです。片側2車線以上などの例外や標識のある区間では50 km/hとなるため、道路の形状と標識を優先します。市街地外は標識に従い、一般道路90 km/h、指定された幹線道路110 km/h、高速道路130 km/hが目安です。
- 飲酒運転の基準はどのくらいですか?
- 一般の運転者は血中アルコール濃度0.5 mg/ml未満が基準です。二輪車、初心運転者、職業運転者は0.2 mg/ml未満とより厳しくなります。レンタカーでは飲酒後に運転しない計画にしてください。
- 高速道路の料金所ではどう支払いますか?
- A1、A2、A8などは区間ごとの料金所があり、現金・カード・各事業者の電子タグを使えます。Nea OdosとOlympia Odosで支払い方法や交通情報を確認し、レンタカーのタグが全国相互利用に対応するかは営業所で確認してください。
- アテネ中心部に車で入れますか?
- 中心部のDaktylios(交通規制区域)は、時期、曜日、ナンバープレート、免除条件で運用が変わります。日程が決まったら、アテネ市または警察の最新告知で対象時間と許可条件を確認してください。
- レンタカーをフェリーに載せるときの注意点は?
- 車両チケットと有効な車両書類が必要です。Blue Star Ferriesは車両利用者に出航1時間前の到着を案内しており、乗船時には車から降ります。レンタル契約がフェリー輸送と島での走行を認めているか、予約前に書面で確認してください。
- 電気自動車やプラグインハイブリッドをフェリーに載せられますか?
- 船会社の危険物・代替燃料車規定が適用されます。SeaJetsの条件では、電気・充電式ハイブリッド車はバッテリー残量40%以下、LPG・CNG車はタンク残量50%以下が基準です。申告書が必要で、故障車は乗船を断られる場合があります。
- ギリシャの島で運転しやすいですか?
- クレタやロードスには長距離移動に使える道路がありますが、小さな島では道幅、標識、駐車場が限られます。港や旧市街の中心へ車を入れる前に、宿泊施設の駐車場所と現地の通行制限を確認してください。
- 冬に山道を走るとき何を準備しますか?
- 標高の高い区間では凍結、雪、濃霧、落石が起きます。出発前に気象と道路状況を確認し、レンタカーのタイヤ、チェーンの有無、通行止め情報を営業所で確認します。暗くなってから初めての山道へ入らない計画が安全です。
- 事故や故障のときはどこへ連絡しますか?
- 緊急時は112(警察・消防・救急・沿岸警備への接続)へ連絡できます。警察100、消防199、救急166、沿岸警備108も使えます。高速道路ではNea Odos 1075、Olympia Odos 1025の案内も確認し、レンタカー会社へ事故番号を共有してください。
情報源と免責事項
このガイドは、ページに掲載したギリシャの公式交通当局、道路運営機関、政府の旅行情報、自動車協会の資料をまとめたものです。
可能な限り正確かつ最新の情報を維持するよう努めています(最終確認:2026年8月)が、交通法規や通行料金は予告なく変更される場合があります。到着後、現地当局またはレンタカー会社で重要情報をご確認ください。
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